最近セルフメディケーションという言葉を、あちらこちらで聞くようになってきました。
簡単に言ってしまうと、自分の健康を、責任を持って自分で守るという事です。
例えば、風邪などでお医者さんに診てもらう程でもない軽度の症状の場合、自分で市販の薬を飲んだり、ゆっくり休んだりしますよね。あるいは、足をくじいたりしたら、冷やしたり、湿布を貼ったりしますね。
それがすなわちセルフメディケーションです。
以前はお医者さんにもらう薬のほうが早く治るとか、保険を使えば薬代が安いなどと、自分で対処できるような軽度の症状でも、すぐに病院の診察を受けていた人がいたと思いますが、特に最近ではなるべく病院にかからないようにと一人一人の健康管理意識が高まっていると思います。
多くの人がセルフメディケーションに取り組むことで、医療現場の負担や医療費を減らすことに繋がり、一人一人にとってのメリットは大きいものになりますよね。
でも・・・
体の不調の症状は人それぞれで、なかなか自分で判断するのは難しいと思います。
体の異常を察知するには、普段の健康な自分を知っておくことが大事なのです。何も問題がない状態を把握しているからこそ、病気や怪我などを違和感として感じるわけです。
自分では、頭が痛い、お腹が痛い、ちょっとぶつけて痛いとか、よくある事なので大丈夫だろうなんて思っていると、実は病気が原因だったなんてケースも起こります。
もし市販の薬を服用しようとするなら薬剤師さんに相談することが望ましいです。
ですが・・・
いくら薬のプロといえども、「頭が痛い」とか「お腹が痛い」などの少ない情報だけでは、正確なアドバイスをもらうことができませんので、いつから・どこに・どんな痛みがあるかなど、より多くの詳しい情報が必要です。
自宅ですぐにチェックできる体重や血圧のほかに、今では検査キットを使って、唾液や血液、便・尿などを自分で採取して、専門機関で色々な検査をしてもらう事ができるので、その検査データがあれば、より正確な体の状態を表すバロメーターとなり、自身のセルフメディケーション(= 自分の健康を、責任を持って自分で守る)にとても役立ちます。
個人的には、近い将来自分の検査データを持って病院に行く時代が来るのではないかと思っています。
自分もいくつか検査してみたことがあるので、後日紹介しますね。検査結果が数値化されると、体の状態がどうなっているのかわかるので、とても参考になります。中には思いもしなかった事実が判明しておもしろいビックリなんて事もありました。